国会フォトレポート
2007年1月 非核化に向けて北朝鮮訪問

北朝鮮での会談風景
宋日昊氏(日朝国交正常化担当大使)
金鉄寅氏(アジア局副局長)との記念撮影
 私の所属する近未来政治研究会会長であり元防衛庁長官、現在は党の安全保障調査会長の山崎拓先生は、 予てより「北朝鮮並びに朝鮮半島に絶対に核を持たせてはならない。 隣りの朝鮮半島が核保有国となれば子々孫々に亘っての脅威となり、 日本は常に萎縮しての付き合いを迫られる。核を持たせたその時の政治家の責任が問われる。」が、 終始一貫しての持論であります。しかしながら、北朝鮮は昨年10月核実験を断行し、 昨年末の6カ国協議も全く前進が見られませんでした。このように対話と圧力をもって北朝鮮の方針転換を促すと言いながら、 一連の圧力が必ずしも功を奏していない現状に鑑み、 山崎会長が朝鮮半島の非核化や拉致問題の解決に向けての対話と説得の努力を行うことが必要であると決断されましたので、 私も大いに賛同し議員外交として二人で訪朝することにいたしました。
 
 1月8日の夜北京で山崎会長と落ち合い、翌9日の9時から中国外務省において武大偉6カ国協議議長と会談打ち合わせをした上で、 その日の朝11時半の飛行機で平壌入りをしました。 そして、以後4泊5日の日程で宋日昊(ソンイルホ)日朝国交正常化担当大使をはじめとする党並びに政府要人数人と、 「早く6ヶ国協議を再開させ核廃棄の結論にいたること」 「ミサイル発射実験はこれ以上行わないこと」 「これ以上核実験をしないこと」 「拉致被害者を含め北朝鮮に滞在する全ての日本人を一旦帰国させること」等、 延べにして約15時間以上にのぼる対話説得を行いました。度重なる会談は、回を重ねる毎に互いに打ち解け合い、 そして言葉の端々から我々の申し入れに対して真剣に応えようと努力する強い意思のある事が確認出来ました。
 
 その細部については、今後の互いの交渉もあり報告できないことは非常に残念ですが、 私は近い将来に、北朝鮮の非核化に向けた六者協議は大きく動きだすことが十分期待できると思います。 事実、これまでは米国が絶対にしないと拒否していた二国間協議が、 つい先日ベルリンにおいてクリストファー・ヒル国務次官補(六者協議アメリカ代表)と金桂寛外務次官(六者協議北朝鮮代表)間で三日間の対話が成されたと伝えられております。 さらに1月30日から両国の金融担当者間で米国による金融制裁の解除について話し合いが始まっており、 そしていよいよ2月8日からは六者協議が再開されようとしているのです。 ここにきて、六者協議は大いなる前進を見せようとし、我々の訪朝は大きな意義があったと自負する所です。 北朝鮮の非核化に向けて国会議員として、これからもひたすら努力して参る所存です。